リビングかごしま 「これが校区の力だ!」

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前之浜校区 地域一丸となって取り組む子どもの健全育成 郷土芸能の伝承と新たな取り組みでよりよいふるさと作り
 

チョイのチョイ踊り  鹿児島湾に臨む海岸地帯に位置し、鹿児島市街地と指宿市を結ぶ国道226号とJRが南北に走る前之浜校区。通学路沿いには、清らかな貝底川が流れ、自然豊かな環境の中にあります。
 創立132年という、歴史ある同校の自慢は、地域に古くから伝わるという「チョイのチョイ踊り」。城攻めの際、女装して敵陣に近付き勝利した様子を表現したもので、刀と扇子を手に舞う勇壮な踊り。4年生になると総合的な学習の時間を使って、保存会の人に習います。運動会はもとより、地域のさまざまな行事でも披露されているそう。
 「子どもたちの力なくしては残っていきません。立派な伝承者ですよ」と話すのは校区公民館運営審議会委員長の中釜幸男さんです。毎朝交差点に立ち、登校する児童を見守ってくれるスクールガードでもあります。  

先人の知恵に学ぼう!  通学路には国道やJRの踏切があるため、「子どもたちの交通安全には常に配慮しています」とは増田學校長。子どもたちの毎日の安全のためには、地域の人々の協力が欠かせないと語ります。
 「見守るこちらも、子どもたちから元気をもらっていますよ」。姿を見つけると遠くからでも、「おはようございます」と響く元気な声がうれしいと中釜さん。
 海の町ながら、農業も盛んな前之浜地区。子どもたちも地域の特性を生かした取り組みで地域の人々と触れ合っています。今年は地域のお年寄りの協力で5年生がサツマイモを作りました。地域の生産者が新鮮な農産物を持ち寄る・わいわい市・でも販売。「よくできたイモだったから人気でしたよ」と教えてくれたのは長年、地域で子どもを見守ってきた前薗吉彦さんです。・先人の知恵に学ぼう・の時間には、昔の遊びを教えたり、この夏は中心になって、史跡巡りも実施したそう。「来年の5年生にはソバ作りをしてもらおうかな」とまた次の計画に意欲的です。
 現在、同校の児童数は56人。600人を超える時代もあったそうですが、減少の一途にあるのは否めません。大人になって町を離れても、いつかふるさとに帰って来てほしいと、心の中に残すふるさとの風景作りを始めた同地区。それが休耕田を使ったコスモス畑です。今年は「コスモス音頭」も生まれました。・街へ行く子にソッと手を振った。いつか古里思い出し、帰って来ること願いつつ…・。地域の心が込められた歌です。

 

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