リビングかごしま 「これが校区の力だ!」

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本城校区 200年の時を超えて今に息づく「本城棒おどり」 子どもたちが「戻って来たい」と思える地域をみんなの手で
 

七夕飾り  吉田随一の水田地帯が広がる本城校区。吉田支所横には江戸時代の寺子屋をルーツとして116年の歴史を刻む本城小学校が建ち、42人の児童が学んでいます。
 「地域の方たちが子どもたちをよくご存知でありがたい。校区公民館から地域の方への手紙を届ける役を子どもたちが負うなど、顔の見える関係ですね」と川口徳久教頭は話します。
 校区をより盛り上げようと6年前から行われているのが、本名川沿いにずらりと飾られる七夕飾り。各家で作った飾りを持ち寄り、町内会ごとに約80本もの竹に取り付けて川を彩ります。車が行き交う県道からも眺められ、今ではひとつの風物詩に。  

敬老会  「当初は飾りが集まるのだろうかと心配しましたが、お年寄りから『長い間、飾りを作ることもなかったが、楽しい』と喜ばれ、たくさんの飾りが集まるので、とてもきれいですよ」とは校区をまとめる中川雅文校区公民館運営審議会委員長。
 ここでは行政に拠らず、昔から地域自治として校区公民館が作られ、子どもも大人も一つにまとまって活動してきました。先日行われたばかりの小学校と校区の合同運動会のほか、老若男女が参加するグラウンドゴルフ大会、小学生も参加し、歌やメッセージをプレゼントする敬老会など行事もさまざま。
 また子どもたちの給食には地産地消の思いから、吉田で作られる野菜を使ったメニューが数多く登場。夏休みなどを使い、地域に伝わる本城棒踊りを子どもたちに継承する機会も作られています。「子どもたちは体で地域を吸収していますよ」とは教頭。 地域の目下の悩みは、子どもの姿がなかなか見られない少子高齢化の波が押し寄せていること。「そのためにもここで育った子どもたちが、また戻って来たいという魅力ある地域を作っていきたい」と中川さん。しかしながら、新たな住宅を建てるための土地利用に関する難しさもあり、一筋縄ではいきません。とはいえ「ここには昔ながらの近所づきあい、ふれ合いが残っている。この中で育った子どもたちはそれがやすらぎに感じられるはず」との自信も。
 本城小学校は小規模校特別認可制度にも適応。少人数がゆえにそれぞれの児童に合った教育がされると、校区外から通学する児童もいるそう。少しずつその魅力は伝わりつつあります。

 

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