リビングかごしま 「これが校区の力だ!」

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宮校区 校区で育てる宮桜通り 「自然とみんなが力を出し合える」ほのぼのとした風が吹く地域に
 

昔遊びや木工  緑豊かな旧吉田町にある宮校区。その中心となるのは創立129年の歴史を刻む宮小学校。現在74名の児童が通っています。
 「昔は校庭の井戸が唯一の飲み水、掃除の際は川にぞうきん洗いに行っていました」と、のどかだった時代を語るのは校区公民館運営審議会委員長の久保田隆幸さんです。
 今では高速道路のインターがあり、メーン通りが国道3号・10号のバイパスとして利用されることもあって、登校時には裏通りでも30分に200台もの車が通る地域となりました。それでも、「交通量の増加を心配して、毎朝スクールガードの方たちが、子どもたちの手を引いて和やかに登校してくださるんですよ」と下鶴寛校長が話すように、温かく和やかな地域の目が子どもたちを見守っています。  

棒踊り  学校の総合的学習の時間には3年生が地元特産のニガウリ、4年生が大豆、5年生が米を栽培。それぞれが収穫し、豆腐や餅(もち)にするなど調理までを学びますが、その先生として地域の人が大活躍。ほかの授業にも、かねてから地域のみなさんの協力が盛んとあって、今年度鹿児島市の学校支援ボランティア指定校にも選ばれました。
 子どもたちは地域文化を担う役目も果たしています。そのひとつが校区内に伝わる吉水棒踊りの伝承です。4年生の授業で学びますが、祭りなどが行われると、4年生だけでなく中学生になった子どもたちまで参加して踊りを盛り上げるそう。「子どもたちにはまず地元の人と触れ合い、その中で地域を知っていって欲しい」と、下鶴校長も子どもたちを育む地域の存在に期待を寄せています。
 「校区で行われる行事の流れがスムーズなのに驚きました」とは猿渡努教頭。校区公民館を核に、あいご会や成人学級、女性学級、家庭教育学級などがとても協力的だとか。5年ほど前には、その昔吉田にあった「牛のせり市」にちなみ、通りに桜を植えようという気運が高まり、みんなの協力で実施されました。
 「強制ではなく、自然とみんなが力を出し合える、そんな地域が理想ですね」と久保田さん。「そのためにも、いろんな機会を作ってみんなが集まれるようにしたい」
 顔の見える地域づくりに余念がありません。

 

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