産業道路と国道225号線に挟まれた南小学校を中心とした南校区。大型ショッピングセンターのオープンが相次ぎ、人や車の流れが一層増え、活気を帯びている地域です。
「今ではすっかり様変わりしましたが、昔は今の小学校辺りは白砂青松の海辺にある公営競馬場でした」とは長年地域活動に取り組んでいる校区公民館運営審議会委員長の髙橋泰雄さん。毎年小学校運動会の種目に登場する馬の御輿(みこし)リレー『南ダービー』が、その名残りをとどめています。
「子どもたちが地域の行事によく参加していますし、中学生になるとリーダーとしても活躍し、頼もしい。地域あっての学校だと感じています」と話すは南小学校教頭の梶山信一郎さん。校区の老若男女が参加するあいご会運動会では、50人もの中学生が役員として大活躍するそう。
小学校の空き教室の一部にヘルパー人材センターが事務所を構えていることもあり、子どもたちが授業の中で介護について学ぶ貴重な機会も得ています。
サマーナイト大花火大会の日には、小学校から県庁付近まで歩いて花火観覧する「ミッドナイトウォーキング」を開催。PTAやあいご会のほか交通安全協会南支部も道路誘導に出て、約150名が花火大会を楽しみました。
交通量が非常に多い地域だけに交通安全には特に心掛けていて、小学校では毎日集団登校を実施。これにより異年齢の子どもの交流が多くなり、活気や思いやりの気持ちが育っているとか。
それを支える地域の力も欠かせません。「新旧はもちろん、職業や暮らしぶりなど多様な人が集まる地域ですが、子どもを中心に考えると地域がうまくまとまります」と髙橋さん。自身が地域活動に積極的にかかわり始めたのも子どもがきっかけ。風紀が不安定でやがて子どもが中学に進学するのを不安に思っていたところ、地域の先輩らの努力で、素晴らしい学校に生まれ変わるさまを見たことにありました。
「気軽な付き合いができ、その中で大人も先輩に学ぶことがありがたい」と髙橋さん。「地域力を後退させないように、また地域で何も起こらないことを目標にやっています」とも。日々の営みの中で、地道に努力を重ね、地域のつながりを深めているからこその言葉でしょう。

