鹿児島市の北西部に位置し、東は花尾・南方校区、西は日置市に隣接している郡山校区。そのほぼ中央には甲突川が、西部には神之川が流れ、桜島を一望できる八重山や棚田に代表されるような、のどかな風景が広がっています。
昭和46年に、郡山小、常磐小、大谷小の三校が統合して生まれた郡山小学校。そのため、校区が広く、学校までの長い道のりをバス通学している児童もいます。
「郡山の豊かな自然を生かした取り組みで、郡山らしい、感性豊かな子ども、そして科学が好きな子どもに育てることを目指しています」と話すのは同校教頭の草留久之さん。
豊かな自然という地域の財産を、ただの風景にするのではなく、さまざまな自然体験に、「すごいな」「不思議だな」と感動できること、さらにはその体験を科学への興味・関心に結びつけ、考える面白さを味わえる子どもを育成したいと語ります。
こうした学校を挙げての取り組みが認められて、平成19年度には「ソニー子ども科学教育プログラム」で優秀プロジェクト校に選ばれました。「学力向上の目的もありますが、自然を相手にしていますから、環境教育や心の教育にもつながっていると思います」と草留教頭。
平成16年には鹿児島市への合併という大きな変化を経験した郡山。「やっていることは同じですが、校区公民館と自治会活動の役割分担や行政システムの違いなど、住民の中で戸惑いもありました」と教えてくれたのは末原一人(かずと)さん。自身も郡山で生まれ育ち、PTA会長を経て、今も地域の中で奮闘中です。
いま一番気になるのは「子どもたちの交通安全。常に配慮しています」と末原さん。現在学校周辺は都市計画の整備中。道路を広げる工事が行われていて、そもそも国道や県道が通り、交通量も多い校区であるため、子どもたちの安全面の確保が重要と、学校、PTA、地域の方々が連携して、見守っています。草留教頭は「子どもたちの毎日の安全のためには、地域の人々の協力が欠かせません。ありがたいことです」と話します。
地域の協力と言えば「ふるさとの食を学ぼう」と題した農業体験も。まちの特産品であるニガウリについて地域の人に話を聞いたり、地域の人の力を借りて米づくりに取り組んだりしています。お礼は笑顔と元気なあいさつ! 今日も明るい声が響き合う郡山校区です。

