昭和5年に開校し、今年79年目を迎える城南小学校。まず目を引くのは、創立当時の姿そのままの石造りの校門です。そしてすぐ右手には、大地にどっしり根を張る、枝ぶりも見事な「あこうの木」。同校のシンボルツリーとして、子どもたちはもとより、地域の人にも愛されています。
校区は新屋敷、新屋敷東、南林寺、城南、甲突、甲突第一、清滝、錦江の8つの町内会からなり、あいご会活動も盛ん。「城南校区は、町内会がまとまっていますよ」と言うのは、あいご会会長の上川幸代さん。行事の開催についての呼びかけも回覧などでしっかり住民に伝達されていて、参加率が高いのが自慢です。
これには学校の協力も不可欠。プリント配布などで、子どもたちへ参加を促していて、「学校としても地域の行事はとてもありがたいこと。子どもが地域の中での交流を深めるために、行事には親子で積極的に参加して、その意義を考えることが大切です」と堂園敏明校長は語ります。
行事の中でも特に盛り上がるのが七夕の「城南ふるさと祭り」。校区の中を流れる甲突川沿いを会場に、中学生の出店コーナーや物作りのコーナーが並び、子どもも大人も、楽しい時を過ごします。「町内会ごとに作った七夕飾りが、川風になびいてきれいですよ。子どもたちの願いごとを一つ一つ読んでいくのも楽しい時間」とほほ笑む上川さんです。 学校での特色ある取り組みを教えてもらいました。まずは読書活動。毎朝10分という短い時間ですが、全児童が読みたい本を選んで読んでいます。保護者を中心とした「読書ボランティア」の存在も忘れてはいけません。子どもたちが、読書により関心を持てるよう工夫を凝らした読み聞かせを定期的に行っています。「年間100冊読破」が目標。「多くの本に親しむことで、豊かな心を育み、落ち着きや学力向上などにも確かな成果を感じます」と堂園校長。
また、PTA活動の一環として昭和53年から実施されている「フッ素洗口」も珍しい取り組みです。週に1回行われていて、虫歯予防のために多大な効果を上げているそう。
「地域にはさまざまな知識、知恵を持った人がたくさんいらっしゃいます。これこそが校区の力です。子どもたちの生き方に役立てたり、ふるさと城南への誇りと愛情を育むために、ぜひご協力ください」

